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摂食障害

斎藤知之
14 時間前
読了時間: 3分

摂食障害は、拒食や過食を繰り返すもので、女性に多い心の病気です。非常にやせている場合は命の危険があるため身体的管理も必要になります。


摂食障害の治療

摂食障害には、神経性やせ症(神経性無食欲症)、神経性過食症(神経性大食症)、過食性障害などがあります。


神経性やせ症(神経性無食欲症)


  • 体重が非常に少ないが、さらにやせようと食事制限する(神経性過食症のように食べ吐きを繰り返す場合もある)。

  • 体重が増えることへの強い恐怖(肥満恐怖)がある。

  • 体型に対する強いこだわりがある(ボディ・イメージの障害)。


神経性過食症(神経性大食症)


  • 過食を繰り返す。

  • 体重を増やさないために、吐く、下剤を使う、利尿剤を使う、過剰に運動するなどの行動を繰り返す。


過食性障害


  • 過食を繰り返す。

  • 過食すると苦痛を感じるがやめられない。


また、摂食障害の統計結果から、摂食障害の人は、うつ病になりやすく、自殺未遂の確率が増えることが分かっています。


身体的管理


摂食障害で、非常にやせてしまった場合、命を守るために身体的管理が必要になります。体重が減ると、脱水症、電解質異常(低ナトリウム血症、低カリウム血症など)、徐脈(脈拍の低下)、ホルモンの異常(女性ホルモン、甲状腺ホルモンの低下)などがあらわれます。


身体管理については、BMI(Body Mass Index)が目安になります。


※BMIの計算式:体重(kg) ÷ [身長(m)の2乗]

例:身長155cmで体重35kgの場合、身長をメートルに直して1.55として計算します。35 ÷ (1.55 × 1.55) = 約14.6


BMIが15を下回ると、定期的な血液検査で電解質や健康状態をチェックする必要があります。


BMIが13を下回ると、入院を考える必要があります。この場合は、総合病院に受診すべきです。


過食の薬物療法


神経性過食症(神経性大食症)では、抗うつ薬(SSRI)が有効です。うつ病でなくても、抗うつ薬を使うと、過食を減らす効果が得られます。


神経性やせ症(神経性無食欲症)の場合、有効な薬物療法はありません。まずは身体的管理が重要になります。


摂食障害の精神療法


摂食障害には、認知行動療法などの精神療法が有効と考えられています。これは、自分の体重にたいするこだわりや考え方を修正し、健康的な体型、体重を受け入れていくものです。しかし、摂食障害の方の中には、あくまで自分のこだわりを捨てられず、治療を拒否する人もめずらしくありません。まずは本人が治療する意思をもつことが重要になります。


参考文献:


よりどころメンタルクリニック桜木町では、摂食障害の初期対応やフォローアップ、血液検査などが可能です。ただし、体重がとても少ない場合は、総合病院での治療をおすすめします。また、当院には心理カウンセリングがございませんので、予めご了承ください。

 
 
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